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私たちについて

エム・シーシー食品の
目指す世界

MCC食品は2022年にポートアイランドに新工場を建設し、2023年には創業から100周年を迎えます。

MCCを語るに当たっては、社内でも本当にたくさんのキーワードが出てきました。「世界の味」「味の感動を伝える」「本物の味」「味は感性、味は感動」等々…。 『味』へのこだわりが社内の随所に散りばめられているMCCだからこそ「これらを凝縮させた中長期の計画を作りたい」と考え、社員のみんなで意見を出し合いながら、これから進むべき道標である『第9次中期経営計画~感動をつなぐ計画~』を策定しました。 今回は、その中でMCCが大切にする「3つの考え方」についてご紹介したいと思います。

MIND1 こだわり・質を高める

  • MCCは随所に
    こだわりが
    光る会社です。

    例えばクラムチャウダーに使用する貝は、商品開発部の美味しさに対する強いこだわりにより、検品や管理に手間のかかる今の原材料を生産者と調節しながら使用しています。 それは各部門の社員がこの貝を使ったクラムチャウダーの美味しさを知っているからなのです。労力を惜しまずこだわりの味を追求し続ける、当社の気質を表すエピソードの一つです。しかしこのような商品開発部のこだわりや工夫・努力も社内では知られていないということが多々ありました、それではお客様にも勿論伝わりようがありません。
  • 「こだわり」を持った
    会社を目指し続けたい。

    今回の中期経営計画では『MCC内に無数に存在する』様々なこだわりを各部門で洗い出し、全ての部署で一気通貫して共有していく。 その中で価値のあるものには更に磨きをかける一方で、独りよがりとなっていたこだわりは見直していく、ということを行っています。より精度の高いこだわりがお客様に喜ばれ、その対価を頂く。MCCはその対価で更に新しいこだわりを作り続ける。そんな循環を生み出し続ける「こだわり」を持った会社を目指し続けたいと考えています。

MIND2 多様な社会に対応し、食文化を創造する

  • いつの時代も
    食文化を
    創造し続ける

    スペシャリストで

    企業としてやらなければならない課題は山積みです。 世の中は目まぐるしいスピードで変化し続けますが、MCCの社員にはこうした変化に対応しながらも“いつの時代も食文化を創造し続けるスペシャリストであってほしい”と考えています。これらの考え方はMCCの創業者である水垣敏正が唱えた「和戦両面」という言葉からも永く当社に息づいています。「和戦両面」とは、戦時中に軍事拠点の拡大に傾注するあまり、戦争後に廃業に至った創業者の『平和な時も戦争の時も一定のバランスを取りながら経営の舵取りをしていこう』との実体験が礎となっています。
  • 変化し続ける体制作りを。

    当社では家庭用と業務用の販路構成や、冷凍・冷蔵・レトルトなどの温度帯構成など様々な視点よりバランスを取り続けてきました。これからも社内外を問わず時代の変化に対応するための仕組みを考えながら、社員がより働きやすく、お客様により喜んでもらえる、そんな会社で在り続けたいと考えています。

MIND3 地域・社会を支える

  • 神戸や兵庫の方に
    愛される
    会社・ブランドに
    なりたい

    MCCというブランドの商品をより多くの人に試してもらうためには、まずは好きになってもらう必要があります。皆さんから「MCCの商品って美味しいよね」「MCCって色々なことにチャレンジしている良い会社だよね」と思ってもらうために、まずは地元の皆さんにMCCを好きになってもらいたいと考えています。「そのために何をするのか?」と考えた時に、お金を投じてテレビCMを打ち出していくのも一つの方法かもしれませんが、MCCの社員が自社のことを身近な人たちに紹介し、会社の歴史や目指す姿を理解してもらえるようになることで、そこから輪が広がっていくのではないでしょうか。
  • 地元神戸での地域活動や

    防災意識への取り組み

    まずは地元の皆さんに愛してもらえる会社になれるよう、現在も行っている神戸マラソンへの協賛や神戸ルミナリエへの出店、兵庫県産農作物の開発や、神戸市での食育イベントなど、地元のイベントに積極的に協力をしています。 また当社では、組織を超えて同じ価値観を共有しながら協力して新しいものを創造する「協創」の理念が根付いており、当社の想いと社会的な意義が共鳴し、神戸市消防局、兵庫県警察、海上保安庁第五管区とのコラボレーション商品「協創シリーズ」を発売しました。 このシリーズは、美味しさはもちろんのこと防災意識を高める商品となっており、「消防隊カレー」「災害と闘う救助隊員のカレー」「みなと神戸を守る!潜水士カレー」は、地元で特に注目される商品です。 こういった活動を継続しながら、「最近MCCって頑張ってるよね」と言ってもらえるようにチャレンジしていきたいと思っています。

MCCのこだわりについて

当社が大切にしているのは「調合ではなく調理をする」という姿勢。 材料にこだわり、手間ひまを惜しまぬ生産方法により、安全安心・高品質な商品をお客様にお届けしております。 ここでは「原料」「調理」の2つに注目して、エム・シーシー食品のこだわりの一部をご紹介していきます。

MATERIAL 原料編

  • EPISODE1

    取扱う原料の数は実に

    700種類以上。

    エム・シーシーの商品は、一言でカレーといっても実に約300種類以上ものカレーが存在しており、それら一つ一つの商品がもっとも美味しくなるように、世界各国から集めた原料を組み合わせて作られています。 例えば、トマトだけでも10種類ものトマトを仕入れており、品種・産地・糖度など様々な要素により適した原料を見極めて使い分けています。 その結果、現在は約700種類以上の原料の取扱いがあり、管理面やロットなどから非効率な部分もありますが、 皆さまに美味しく召し上がって頂くために、多様な原料を使い分けているのです。
  • EPISODE2

    購買担当が

    海外にまで直接視察。

    エム・シーシー食品では、原料の実物を確認することも怠りません。 海外の生産現場まで訪問し、現地の作柄状況や原料相場の確認を行ったり、現地生産工場の管理体制や新規原料の使用についての検討などを行ったりしています。 味は勿論のこと、工場における品質管理などもしっかりと視察を行い、皆さまに安全・安心な商品を提供できる努力を惜しみません。
  • EPISODE3

    こだわりすぎて

    原料の生産にも関与。

    ジェノベーゼソースやバジルペーストなど人気商品に欠かせない主要原材料「バジル」に着目し、2004年から地元・兵庫県で生産を始める取組を開始しました。 もともとは海外から仕入れたバジルを使用していましたが、兵庫県産として自社での管理の行き届く環境にこだわり、兵庫県たつの市「ささ営農」様との取り組みにより、2014年、約10年の月日をかけて本格的な生産体制を確立することができました。 兵庫県産バジル事業のように、自社のこだわりを反映させる原料生産に、これからも力を入れていきたいと考えています。

COOKING 調理編

  • EPISODE1

    100時間以上
    調理に時間を
    かける商品を開発しました。

    厨房の調理工程を大切に、手間を惜しまず膨大な時間をかけて仕上げた「100時間シリーズ」を開発しました。食材の美味しさを引き出す調理方法として、実に118時間もの時間を調理に費やし、深みのある味わいを再現しております。
    カレールーの焼き上げ、熟成     23時間
    仔牛骨等のロースト、フォンの煮出し 32時間
    野菜のソテー、熟成         44時間
    ソースの煮込み、ねかせ、仕上げ   16時間
    牛肉の煮込み              3時間

    合計118時間

  • EPISODE2

    スパイスの香りを

    楽しむ手間も
    惜しみません。

    カレーの本場インドの調理法である「スタータースパイス理論」にもとづき、料理のはじめに油でスパイスを炒めることでスパイスのもつ薬効成分や香りを油に移しています。 スパイスの風味を加えるだけなら単にスパイスを追加しても良いのですが、エム・シーシー食品では、香りにまでこだわり、スパイスの本来の香りが楽しめるように手間ひまを惜しまない調理工程になっています。